昨日から滞在しているSも初めて乗る地下鉄。 日本でさんざん下調べしていたのとおり、 ほとんどの駅が700ウォン（約70円）で行ける。安い… 韓国の人が日本へ旅行に来たら、電車賃が高くてイヤになるだろうな。
ソウルにはどうやら地上を走る電車はないらしい。だから大阪の 電車・地下鉄すべて合わせたくらいの数の駅がすべて地下鉄で構成されている。 大阪の地下鉄のように線によって色分けされたうえに番号もふられていて、 さらには駅ごとにも番号がついている。
梨泰院から明洞へ行くには三角地で乗りかえる。 といっても大阪の地下鉄と同じで、表示もたくさんあって、余裕だ。 東京や大阪の地下鉄に乗ったことがない人がいきなりソウルに行くのは キツイかもしれない。
車内では、次の駅が近づくとなぜか「ホーホケキョ」とウグイスの鳴き声で知らせてくれる。 テレビが設置されていて、東京の山手線にあるような宣伝用ではなくて、 普通のテレビ放送をしている（ように見えた）。 日本にも導入してほしいけど、見入ってしまって降り過ごしそうだ。
明洞駅に到着。週末でもあり、バレンタイン前日とあって人出が多い。
今回の旅行で私がいちばん見たかったのは、 第４次日本文化解放によって日本の音楽がどの程度浸透しているのか、という ことだったのだけど、予想以上だった。明洞の街を歩いていると普通に 中島美嘉の歌が聞こえてくるし、CDショップに行くと安室のポスターがいっぱい 貼られているし、ドリカムのベスト盤もあるし、 韓国語でカバーされたTSUNAMIも流れている…
そして、道端に貼られたw-inds./FLAME/leadのポスター発見。
もちろんBoAは現地でも人気らしい。私は結構普段からBoA好きなので 韓国語で歌われたCDを買ってみる。 こちらのCDは安い。韓国にはシングルがないのでCDはすべてアルバム並のボリュームなのだが 1000円強である。もっと買えば良かった。全然知らない現地の歌手のとか。 日本のCD逆輸入が禁止になったそうだが、そりゃこれだけ価格に差があったら仕方ないな。 でも個人的に買うのはOKらしい。
ガイドさんに聞いた話だと、日本文化解放といっても、興味がある人はインターネットで 入手しているから前から結構知ってるらしい。そりゃそうか、今や世界はインターネットで つながっているのだ。インターネットのすばらしさを改めて実感。この時代に 生まれて、幸せだ。（日本のサイトしか見てないが。） 戦争の道具として生まれたインターネットではあるが、本当に、道具というのは使いよう。
韓国のファッションビルは日本のOPAとかBIG STEPとかとか違って、建物はキレイだが中に入っている 店は市場っぽい感じ。「元町高架下みたいやな」と言いながら見て回る。 免税店でもないのにみんな日本語が多少話せるらしく、一歩一歩進むたびに客引きに遭う。 「ニセモノアルヨー」いらねー!!
雑貨やさんの若い男性店員にも日本語のできる人がいて「コレ、マシマロ。日本デハ“キティ”、 韓国デハ“マシマロ”」と人気キャラを教えてくれた。でもこれ日本で見たな。雑誌かな？ マシュマロがモチーフになっているとぼけた表情のキャラなのだが、日本でいうと たれぱんだのような癒し系とも言える。 …にしても、若い男の子の話す日本語は必ずチューヤンの発音とダブる。
Sは私と同じくらい目が悪いくせに裸眼で過ごしているので韓国でメガネを作ることに。 標準レンズで1000円。SはUVカットレンズにしたので2000円である。安い… 私も作りたかったけど視力検査でコンタクトをとったりつけたりするのが面倒くさくて断念した。 Sはいつのまにかメガネ店のオヤジと仲良くなってメールアドレスを交換していた。
見るからに「安いです」と言わんばかりの店構えをしている店に入る。 いろいろ、ジャンルを問わずに売っている。そして安い。 韓国はなんて安いんだと思ったが、あとから考えるとこの店だけが 極端に安い。ディスカウントショップだ。我々はこの店を 「韓国のドンキホーテ」に認定した。ドンキホーテもここまで安くはないけど。
バレンタイン前日ということでバレンタインのコーナーにたくさんの女の子がごったがえしていて
商品を見るのも一苦労。
私はラッピング用品として置いてあった造花を買った。
日本でもまったく同じものが売っていて、1、2度買ったことはあるが、
300円程度するので先日買うのをためらって結局やめたところだったのだ。
が、なんとこの「韓国のドンキホーテ」では250ウォン。25円である。
４色あったのでもちろん４色とも買って1000ウォン。100円！信じられない。
この旅で最も感動したかも。
他にもストッキングや網タイツが100円程度。買えば良かった。